最近テレビや雑誌などで見かけるキーワードの『菌活』。
菌活とは、体に良い働きをする菌を積極的に食事に取り入れることです。
摂取した菌が腸内に住んでいる善玉菌を育て、腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が良くなることで代謝や免疫力がアップして、健康とキレイを手に入れることができます。
そんな菌活ですが、食事にどんな食品を取りいれたらいいのか知りたいですよね?
そこで今回は、菌活に取りいれたい食品をご紹介していきます。
菌活に取りいれたい食品7選
では、菌活に取りいれたい食品を見ていきましょう。
1.納豆
納豆には、納豆菌が含まれています。
最近の研究結果では、納豆菌が免疫力をアップさせ、感染症の予防に役立つことが科学的に分かりつつあるとされています。
また、納豆はさまざまな健康への効果が明らかになっています。
血栓を溶かす作用のある「ナットウキナーゼ」という酵素が心筋梗塞の予防してくれたり、ビタミンK2が豊富にふくまれており骨粗しょう症の予防したりといった、効果が期待できるとされています。
2.きのこ類
きのこは菌そのもので、菌を丸ごと食べられる優秀な食品です。
菌という感じは訓読みで「きのこ」と読み、“菌食材の王様”と呼ばれています。
代謝をアップさせるビタミンB群や、血行促進作用のあるナイアシンを豊富にふくんでいるので、冷えない体を作ることができます。
また、きのこは善玉菌のエサとなる食物繊維も多くふくまれており、腸内環境を整える効果も期待できます。
3.チーズ
チーズには乳酸菌と酵母菌がふくまれています。
乳酸菌は善玉菌を増やし腸内環境をととのえて、腸の正常な働きを促してくれます。
その他にも「内臓脂肪の低減効果」「血中コレステロール低下」「インフルエンザ予防効果」「ピロリ菌の抑制」など、さまざまな体への効果が期待できます。
一方酵母菌は、糖質が体内に吸収させることを抑える効能があります。
食事で摂取した糖質を体内に取り込む前に分解し、血糖値の上昇を抑制します。
4.ヨーグルト
ヨーグルトには、乳酸菌が豊富にふくまれています。
善玉菌を増やして腸内環境を良くして、腸の動きを正常にします。
ヨーグルトの乳酸菌はメーカーによって異なります。
種類によって働きに違いがあるので、自分と相性の良い菌を見つけて食べることをおすすめします。
5.みそ
みそには、麹菌と酵母菌がふくまれています。
麹にはアミラーゼやリパーゼ、プロテアーゼなど30種類以上の酵素がふくまれていて、体に良いさまざまな働きがあります。
栄養素を取り込みやすくして消化をサポートしたり、オリゴ糖が産生されて善玉菌を増やして腸内環境をととのえたりしてくれます。
また、麹菌は代謝されるときにビタミンB1やB2、B6、パントテン酸、ナイアシンなど、肌の代謝を促進するビタミン類が生成されます。
ビタミンB群が豊富にふくまれているので疲労回復を促進する効果が期待できます。
みそには、酵母菌もふくまれているため、血糖値の上昇がおさえられます。
6.甘酒
甘酒には、麹菌がふくまれています。
30種類以上の酵素が栄養の吸収をサポートして消化を助けて、オリゴ糖が作られるので善玉菌を増やして腸内のコンディションを整えます。
また、ビタミンB群を多くふくんでいるので、疲労回復を促すことができます。
ちなみに、甘酒は“飲む点滴”といわれており、ふくまれている酵素は抗酸化作用があるため、活性酸素の発生をおさえてくれる働きがあります。
活性酸素の発生を抑制することで、動脈硬化や高血圧などの生活病の予防、肌荒れや月経前症候群の解消、生理痛の緩和、などの効果が期待できます。
7.ワイン
ワインには酵母菌がふくまれています。
酵母菌は糖質の吸収を抑制してくれるので、血糖値の上昇をおさえることができます。
また、ワインにはポリフェノールもふくまれており、動脈硬化予防、活性酸素の抑制、脳機能の改善、うつ状態をさまたげる、などといったことが期待できます。
ただし、アルコールなので肝臓に負担をかけてしまうので、飲み過ぎには注意するようにしましょう。
まとめ
菌活で取り入れた方がいい食品を7つご紹介しました。
どれもスーパーで手軽に購入できるものばかりです。
ぜひ参考にして、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。