「やたら下痢になる日が多いな…。最近、腸内フローラって言葉をよく聞くけど、もしかしてそれのせい…?」
このような悩みや疑問があって、この記事を見ている方も多いのではないでしょうか?
あなたの想像するように、下痢は腸内フローラの乱れが原因でなってしまう場合があります。
この記事では、腸内フローラが乱れると下痢になってしまう原因と、その改善方法についてご紹介します。
腸内フローラを整える食品についても触れていますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
目次
腸内フローラが乱れて下痢になる、その原因は?
腸内フローラは乱れると、下痢や便秘、アレルギーや肌荒れといった不調を引き起こしてしまいます。
では、腸内フローラが乱れる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
原因1:食事
食事が欧米食や西欧食にかたよっていると、脂質や動物性たんぱく質が増えてしまいます。
腸内にいる悪玉菌は脂質や動物性たんぱく質を好み増殖してしまうので、腸内フローラが乱れやすくなります。
原因2:ストレス
腸は消化管の機能だけでなく、神経にも密接にかかわっています。
そのため精神的なストレスは腸内環境を乱し、ひどい場合には過敏性腸症候群(IBS)を引き起こしてしまいます。
原因3:加齢
老年期に入ると、腸内のビフィズス菌(善玉菌)が減り、悪玉菌が急激に増加してしまいます。
そのため腸内フローラが乱れやすい環境につながってしまいます。
原因4:抗生物質などの薬
抗生物質などの薬は、病原菌だけでなく無害な菌まで殺してしまう可能性があります。
その結果、善玉菌が減り腸内環境が乱れる原因へとつながってしまいます。
腸内フローラを整える改善法
腸内フローラが乱れて下痢になる原因について見てきましたが、腸内フローラを整える改善法はどのようなものがあるのでしょうか?
食生活の見直し
腸内フローラを整えるには、善玉菌を含むものと善玉菌の栄養源になるものを合わせて摂ると効果的です。
善玉菌を含むものとは発酵食品や整腸剤、善玉菌の栄養源になるものとは食物繊維やオリゴ糖のことをさします。
詳しい食品については下記で紹介していきます。
運動をする
運動は筋肉の動きや振動を腸へ与えてくれるので、腸内の活動を活発にさせてくれる効果があります。
ストレス発散やリフレッシュにもなりますし、ウォーキングなどの軽い運動でも効果が得られます。
また、運動している人の方が腸内フローラが整っているという研究結果も出ています。
自律神経を整える
腸内フローラを整えるためには自律神経も整えなくてはいけません。
先にも紹介したように、腸は神経と密接なかかわりがあるからです。
自律神経は活発に活動している時間が長いと交感神経が優勢になりやすいので、副交感神経を優勢にするために、十分な睡眠と休息をとるようにしましょう。
腸内フローラを整える菌の種類と食品
ここでは、腸内フローラを整える菌の種類と、その菌を含む食品について見ていきましょう。
乳酸菌
乳酸菌は便秘の改善や免疫力の向上、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を緩和してくれる効果が期待できます。
乳酸菌が含まれる食品
ヨーグルト、チーズ、キムチ、漬物
納豆菌
納豆菌は胃酸に負けずに生きて腸までたどり着き、乳酸菌を増加させる働きがあります。
納豆菌が含まれる食品
納豆
酵母菌
酵母菌は必須アミノ酸を多く含み、ビタミンB群も豊富なので代謝のサポートも期待できます。
酵母菌が含まれる食品
日本酒、ワイン、ビール、焼酎、パン、イカの塩辛
麹菌
麹菌はでんぷんをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に分解して、栄養の吸収率をアップしたり、酵素によるビタミン生成で美容効果も期待できます。
麹菌が含まれる食品
みそ、みりん、しょうゆ、甘酒(米麹)、かつお節
酪酸菌
酪酸菌は免疫力アップでアレルギー症状を緩和したり、ダイエット効果を期待することができます。
酪酸菌が含まれる食品
ぬか漬け
酢酸菌
酢酸菌はクエン酸を多く含み、血液をサラサラにしたり、腸内のバランスを整えて便秘解消や花粉症症状の改善効果が期待できます。
酢酸菌が含まれる食品
酢、米酢、りんご酢、黒酢、ワインビネガー、穀物酢
まとめ
今回は、腸内フローラが乱れて下痢になってしまう原因と改善方法についてご紹介しました。
腸内フローラが乱れる原因は一つではありません。
なるべく、
- 食生活の見直し
- 運動をする
- 自律神経を整える
この3つを実践するようにしてください。
しかしそれをやることがストレスになってはいけませんので、難しいと感じる方はできるものから一つずつ行ってみましょう。